照合元データに関するとあるお話
こんにちは。株式会社ひでじまDI営業のGです。
夏まで残りわずかというところでしょうか。
休みの日に、野球ばかりやっている私は、日焼けの影響で、どんどん黒くなっています。
黒くなるにつれて、周りからは「焦げパン」と、呼ばれているとか呼ばれてないとか?
暑くなりますが、常に明るく笑顔で頑張りたいと思います!
そんな「焦げパン」ですが、先日照合元データについて、以下の事例がございましたのでご紹介させていただきます。
下記は提供された照合元データをHTMLに変換したものです。表組があり、薬剤名が並んでおります。
一見すると、「エプレレノン」の横に改訂記号が付記されておりますので、今回は「エプレレノン」に関する改訂と読み解くことが出来ます。
ただ、今回は「エプレレノン」が改訂されたわけではなく、「サクピトリルバルサルタン」が追記になった改訂になります。
では、なぜ「サクピトリルバルサルタン」に付記されていないのでしょうか。
XML作成の手引きにおいては、以下のような記載がございます。
「表形式で記載する「10.1 併用禁忌」、「10.2 併用注意」及び「11.2 その他の副作用」においては、最左欄の事象名又は薬剤名の前に「」又は「*」を付すこと。」
〈XML作成の手引きより〉
なので、下記のように、「サクピトリルバルサルタン」に改訂記号を付記しようとしたのです。
ただ、残念ながら付記することが出来ませんでした。
理由はXMLのソースにありました!
SKWサイト掲載の資料においては、下記の記載がございます。
「薬剤名を1つのセルに複数記載する場合で、事象名または薬剤名に改訂記号を付ける必要があるときは単純リストを用いて記載することに留意してください。」
〈改訂年月及び改訂記号の記載例より〉
提供された照合元データは、単純リストを用いられてなく、各薬剤名を改行(enter)で表現されていたのです。
本来は下記の形になるべきです。
各薬剤名がリスト化されてないことで、「エプレレノン○○○○~」という、1つの薬剤名という意味合いになり、当該箇所にしか改訂記号を付記することが出来なかったのです。
修正してしまいますと、自動受理にはなりませんので、残念ながら、当該箇所に改訂記号を付記をしないという選択を、そのメーカー様はされました。
適切な意味で改訂記号を付記出来ないという、驚きの事例でした。
引き続きこのような事例がございましたら、共有させていただければと存じます。
次回のブログもお楽しみに!
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