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自分たちを宣伝する難しさ

まさに医者の不養生

弊社のサイトリニューアルが2021年、大体終わりました。
最後のリニューアルは2008年。
その後「そろそろ自社サイトをリニューアルしなければ」と思い立ったのが2010年。
10年以上の月日が流れようやく2021年にリニューアルをすることができました。

さんざんお客様には勧めておきながら、自社サイトはhttpsで始まるSSL対応・スマホ対応もしておりませんでしたので、まさに医者の不養生と反省しています。

私たち日本人は、奥ゆかしき人々

その中で強く感じたのは自分たちを宣伝することの難しさ
これがお客様や商品なら良いところを見つけ、PRすることは簡単なのですが、自分の関わる仕事に対する強みは打ち出しにくいものです。

御社の強みは?
御社を一言でいうと?

自社の企業紹介資材やWebサイトリニューアルをする際に、必ず依頼された制作会社から聞かれる質問と思います。
この質問に対して、ご担当の方々より謳い文句としてバッチリな回答を得るケースはなかなかありません。

良く言えば、日本人の奥ゆかしさが邪魔をしていると思います。

我々のお客様も同様に、自分を宣伝することが苦手な場合が多く、良い技術や商品をお持ちでも大々的に打ち出してくる事は少ないです。 「確かな品質」「正確、スピーディ」「細やかな」「親身になって」「真心」といった無難なキーワードは、聞こえがいいのですが見ているユーザーの心には刺さりにくいかもしれません。

サイトを見ている人は、後押ししてほしい

エンドユーザーがほしいのはそのような当たり前の言葉ではありません。 もっと特徴を表す言葉であり、発注・購入の後押しをしてくれるような言葉です。

自分の良さは、他人に言ってもらうのがベスト。

私たちデザイナーは、そのような奥ゆかしい日本のお客様を第三者で見ることができる存在。
好きな人の良いところを見つけるような気持ちで、担当させていただく企業の商品群やこだわりをエンドユーザー目線で探し、並べていきます。

私たちにご依頼いただかなくても、もしかすると身近に第三者的に見てくれるファンに近い方がいるかもしれません。

企業の前線から一歩引いたところにいる部門のご担当や、中途入社したばかりの方だと比較的ポンと出てきます。
前線に近いバリバリの社員や、ベテラン社員になるほど、長年培った素晴らしい品質や技術は「できて当たり前」であり、なかなか強みとして口にするのは難しいでしょう。

評価は自分でするものではなく他人がするものだ!というプロ気質も邪魔してしまいます。とはいえ、長所を打ち出せない企業サイトや製品サイトを作るわけにも行きません。

私たちはこのようなお客様に対し、リニューアルの仕様を詰めず、「企業の成り立ち」や「数年後に有りたい姿」をお聞きします。
そして、その会話の中から導き出した「想い」や「取り組み」をサイト訪問者である第三者の視点で設計に落とし込みます。

自社サイトのリニューアルや新規立ち上げをお考えで、強みを出していくことにお悩みの方
まずは過去や将来をイメージする世間話など通じて、抑えるべきPRポイントを作っていきましょう。
それでも「自分では考えにくい」とお考えの方は、我々が良さを見つけるお手伝いをさせていただきますので、ぜひお声がけください。

今後はこのサイトを通じて、役立つ事例や、プロモーションのヒントとなるような情報を発信していきます。

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